【東京】ダクト工事（オフィス・病院）の種類と役割について解説

オフィスにおけるダクトの重要性

複数の人が同じ空間で過ごすオフィスでは、ダクトによる十分な空気循環が必要です。厚生労働省では、建築物衛生法に基づいた空気環境基準を細かく定めています。

建築物衛生法は、現代におけるグローバル化の進展を背景とし、令和4年4月より国際基準をベースとするよう、建築物における空気環境の基準値が見直されました。

オフィスでは、新基準に基づいてこまめな換気を行う必要があります。

換気不足のオフィスで起こりうるリスクは以下のとおりです。

• 空気の成分比率の変化による不調（健康被害）
• アレルゲン（抗原）の増加
• 感染症の拡大
• カビの発生

人が集まる空間で換気をしないまま長時間経過すると、空気中の一酸化炭素および二酸化炭素濃度が上昇し、頭痛や吐き気、めまいなどの症状が現れるおそれがあります。

換気不足は業務効率を低下させるだけでなく、重篤な場合は生命にかかわる可能性もあり、非常に危険です。

また換気が不十分な空間には、アレルゲンの原因となるウイルスや病原菌が発生・繁殖し続け、ウイルス感染者の発生やこれによるクラスターにつながる可能性が高まります。

さらには換気不足が原因で室内温度と湿度が上昇し、カビの温床となりやすい点にも気をつけなくてはなりません。

なお、換気には以下の方法があります。

• 自然換気：自然の力を利用した空気の入れ替え方法
• 機械換気：空気を循環させる機械を導入して外気と入れ替える方法

外からの風または外気との温度差を利用し、空気を循環させるのが自然換気です。窓を開けるだけでも空気の入れ替えは可能ですが、換気の効率性は季節・天候などの条件によって左右されます。

一方、ファン（換気扇）や送風機によって、人工的に空気の循環を促すのが機械換気です。機械を利用することであらゆる環境下において換気できます。

オフィスでは、従業員の健康管理をはじめ、業務の効率化や生産性の向上のために、ダクトによる効率的かつ効果的な換気が必要です。

病院におけるダクトの重要性

病院では、清潔な環境を保つように特に配慮しなくてはなりません。様々な病気を抱えた患者さんが集まる空間では、院内感染の防止に努める必要があります。

体の抵抗力が下がった人が多く訪れる病院では、通常であれば感染しないような弱い病原菌であっても、感染する確率が高くなります。

また、病院には様々な感染経路があることにも注意しなくてはなりません。院内感染の拡大は、人的要因も原因の一つです。空調設備の不備や管理不十分による院内感染も数多く報告されています。

特に手術室や病室は、常に空気を循環させて清潔に保つことが重要です。院内感染による被害拡大を防止する点からも、空調設備の適切な管理・運用が求められます。

空調ダクトや換気ダクトは、空気を循環させて汚染された空気を新鮮なものと入れ替え、院内を清潔にするために欠かせません。

オフィス・病院を管理する法人様、経営者様の空調設備に関するご相談なら、東京の株式会社LaNature（ラナチュール）までお問い合わせください。

空調・換気設備における数多くのダクト工事を請け負った経験を活かし、お客様のご要望・ご予算に応じたダクト選定、施工プランをご提案いたします。